飲む
*濃茶
亭主を中心とした少人数の茶事ではひとつの椀の濃茶を主客より順にまわし飲みます。菓子は生菓子で、「主菓子」(おもがし)と呼ばれるものです。
*薄茶
「おうす」ともいいます。大寄せの茶会や禅寺のもてなしには、一人一椀ずつの薄茶を点てます。茶事の折には薄茶の前に「干菓子」(ひがし)を出しますが、濃茶を出さない茶会やもてなしでは生菓子を出すこともあります。
*グリーンティ
一般家庭や小売店の店頭などで供されます。ごく近年普及した飲み方で、抹茶と砂糖に湯や牛乳を入れて撹拌し、冷やして飲みます。「薄茶糖」(うすちゃとう)や「抹茶ミルク」といった名前で呼ばれることもあります。甘く口当たりが良いので、子どもでも無理なく飲めます。また近年では、温めた牛乳を用いた飲み方も考案され(「抹茶ラテ」などと呼ばれる)、喫茶店などで提供されるようになりました。
食べる
抹茶は、料理の素材などとしても広く用いられます。代表的なものとして以下があげられます。
* 和菓子
o 外郎(ういろう)
o まんじゅう・どらやき
o ようかん
* ケーキ、カステラ、菓子パン、クッキーなどの焼き菓子
* かき氷、アイスクリーム、ソフトクリームなどの冷菓、氷菓
* チョコレート、キャンデーなどの洋菓子へ和の風味として。
* プリン、パフェなどのデザート類へ和の風味として。
* 天ぷら:食べる際に抹茶と食塩を混ぜたもの(抹茶塩)を用いることがあります。